取り組んでいるひと
取り組みの内容
トウガラシの鉢を知り合いの人のうちに置いて育ててもらう代わりに、頼まれ事があったら何かをする。
取り組みの『右下っぽさ』
★★★☆☆(自己評価:星3つ)
取り組みの『右下っぽいところ』
・土地がなくても農業ができる。
・お金を介さずに、美味しいものを食べることができる。
・トウガラシを介してつながりができ、頼み事をしやすい関係がつくれる。
土地の所有やお金を介さずに食べ物を手に入れる工夫として、とても珍しい例。海外の事例として、行政の土地とか公共の土地でこっそり何か栽培するゲリラガーデニングや、公共の土地や個人宅の庭に生えているフルーツを採って分け合うフルーツピッキング、お金の代わりに食料を寄付して食べ物に困っている人に配るフードバンク、都市の空き地を使って農業をするアーバンファーミングなどがある。
どれも土地や食べ物のシェアや共有、持っている人がない人に与えるという贈与がキーワードだ。しかし、鉢植えを人に預けて育ててもらうという例は、これまで聞いたことなく、新しい可能性を秘めている。釜ヶ崎のゲリラ花壇やアフリカでのフィールドワークの経験から着想を得た。
本
岡本雅博「ザンベジ川氾濫原におけるロジ社会の生業構造」(アジア・アフリカ地域研究 (2), 2002)
岡本雅博「氾濫原のロジと疎開林帯のブンダ―西部ザンビアに おける民族集団間の相互交流」(アフリカレポート(37), 2003)