2017.12.22

Torikumi

取り組んでいるひと

上田假奈代(うえだかなよ)さん

ココルームは、表現とであいの場。 日本最大の日雇い労働者のまちとして知られる「釜ヶ崎」で、喫茶店やゲストハウスの“ふり”をしながら、地域に根ざし、さまざまな人と出会い、社会に関わり、表現と学びあいの場づくりを行なっています。

喫茶店やゲストハウスの運営、釜ヶ崎おじさんたちと芸術をともに学びあう場「釜ヶ崎芸術大学」、月に1回看護師さんや歯医者さんに無料で健康相談ができる「まちかど保健室」、おむすびとちいさな手紙を野宿者に配り、そのあと野宿のことを考えてすこし話し合いをする「夜回り」などは、名前がついていて目に見えやすい活動ですが、ココルームの取り組みの核となるのは、そういった場で日々繰り広げられる「人生劇場」。

「生きることは表現」ととらえ、暮らし、仕事、関係性の中で、それぞれの人が正直にありのままに生きることをお互いに大切に、そして社会と接続する仕事場として活動しています。

取り組みの『右下っぽさ』

★★☆☆☆(自己評価:星2つ)

取り組みの『右下っぽいところ』

・人々が抱える問題を、お金やモノ優先で解決しようとするのではなくて、人間性や信頼感、心のふれあい、対話など、目には見えない大切なもので解決していこうとするところ。

・社会的排除を受けることの多い人々の中に眠る素晴らしさを、時間をかけて掬い上げたり、そういった人たちが、つながり合うことで孤独感を減らすことができるためのハブになっているところ。

取り組みにまつわる書籍紹介

「釜ヶ崎で表現の場をつくる喫茶店、ココルーム」

ココルームによる活動記録と、その精神性、社会への提案を伝える 1 冊。 谷川俊太郎さん、鷲田清一さん、森村泰昌さんと假奈代さんとのそれぞれの対談も収録。

「釜ヶ崎詩集 2011~2013 こころのたねとして まちでつながる 釜ヶ崎芸術大学 詩の時間から」

「釜ヶ崎芸術大学 2013 報告書」

「こころのたねとして~記憶と社会をつなぐアートプロジェクト」

「詩写真集 うた」

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